
2025年12月04日 掲載
リハビリテーションを考える議員連盟 第12回総会 出席報告
日 時:2025年11月26日(水) 11:00~12:00
会 場:自由民主党本部 8階 ホール
出席者:副会長(事務局長) 土居 義典・副会長 竹中 佐江子
2025年11月26日、自由民主党本部にて開催されました「リハビリテーションを考える議員連盟 第12回総会」に、日本作業療法士連盟として出席いたしました。
本総会は、リハビリテーション専門職(3療法士)を取り巻く喫緊の課題を国政に反映させるための重要な場として開催され、会長の鈴木俊一衆議院議員の挨拶で開会しました 。
冒頭、少人数から始まった本議連に新たに4人の先生方がご入会され、総勢180名という大きな議員連盟に発展したことが報告されました 。
また、新たに理学療法士の小川克巳参議院議員が事務局長を拝命されたことも併せて報告されました 。
当日は、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会(山本伸一会長)、日本言語聴覚士協会の三団体会長が直接出席し、リハビリテーションの強化・推進に向けた最重要要望事項を議員連盟に説明いたしました 。
リハビリテーション専門職は医療・介護・福祉の分野にまたがり、地域を支える重要な役割を果たしています 。
その質の確保と他業種への流出防止は、地域の崩壊を防ぐためにも喫緊の課題であり、すべての3療法士への確実な賃上げの実施が強く求められています 。
総会で採択された決議の主な項目は以下の通りです。
1.物価高に対応し、他産業に匹敵する持続的な3療法士の賃上げ
2.20年間変わらない診療報酬における基本報酬体系の見直し
3.訪問サービス提供体制の再構築と基盤強化
4.すべての人の健康と疾病予防に資する3療法士の活用(資格法の改正等)
5.厚生労働省におけるリハビリテーション政策の統括・推進を担う「リハビリテーション課(仮称)」の設置
今回の総会を通じて、リハビリテーション専門職の待遇改善と職能の発展が、国民の健康寿命の延伸に不可欠であるとの認識を、議員連盟と改めて共有することができました 。
今後も、新たに事務局長を拝命された小川克巳議員をはじめ、リハビリテーション議員連盟の皆様との連携を一層強化し、国民の健康と福祉に貢献する作業療法政策の実現に向け、積極的な活動を推進してまいります。