2022年12月16日 掲載
日時:2022年12月10日(土)18:00
場所:TKP赤坂二丁目カンファレンスセンター
杉原連盟会長と比留間副会長が参加した。会場には全国から地方理学療法士連盟の会員が200名近く参加し盛会であった。第一部は大田 仁史先生(茨城県立健康プラザ管理者)による講演がビデオ放映された。太田先生は地域リハビリテーションの先駆者であり、現在も継続されている健康づくり・予防を通した地域づくりの概念や実践活動が伝えられた。
第2部は国光あやの議員と半田理学療法連盟会長の対談で盛り上がった。国光あやの議員は現役の医師であり、厚労省入局後、災害医療、介護保険、診療報酬にも携わり、保険局医療課課長補佐を経て茨城6区から丹羽雄哉前議員の後継者として選出されている。現在、総務大臣政務官他、女性・こどもの政策にも造詣が深い。リハビリテーション議員連盟監事でもあり、対談では11月21日に開催されたリハビリテーション議員連盟総会での議論を踏まえてリハビリテーション専門職の処遇改善の課題について、率直かつ実際的な提言があった。内容としては人手不足が深刻であり、ヘルスケア分野のプログラムケアや医療の縦割りに対するフロンテイアに注視すること、エビデンスやデータを示して需給バランスの検討の再開や、保険外併用などに検討などの提案もあった。会場からPT・OT法が50年を経ており改訂の必要について質問があり、「医療のみではなく公衆衛生についても包含し予防的側面にも対応できることが重要」と話され、多くの示唆が得られた機会となった。