2019年12月24日 掲載
日時 : 令和元年12月4日(水)午前7時30分~8時30分
場所 : ホテルニューオータニ/麗しの間
「現代政治のマトリクス‐リベラル保守の可能性」:
講演者 中島岳志 氏 (東京工業大学リベラルアーツ研究教育院)
配分を巡る軸:Y軸、つまり、セーフティネットの軸(リスクの社会化とリスクの個人化)。
価値を巡る軸:X軸、つまリ、リベラルとパターナルの軸。
リスクの社会化においては、自己責任(小さな政府)、万人に降りかかるものに対するセーフティネット・社会化(大きな政府)。
価値を巡る軸はパターナル(自分と異なる価値観を排除)、リベラルという意味は自分と異なる価値観に対する寛容さ。
保守とは何か:「神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気を与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受け入れるだけの冷静さを与えたまえ、そして変えることの出来るものと、変えることが出来ないものとを識別する知恵を与えたまえ」。
私たちの現在は、膨大な過去の蓄積・知的財産の上に成立している。保守するための改革とは、過去から相続した歴史的財産に対する永遠の微調整。
・・・等を早い朝の講演から学びました。
日本作業療法士連盟会長 杉原 素子