2023年12月11日 掲載
リハビリテーションを考える議員連盟(自民党) 第8回総会報告
日時:令和5年12月6日(水)15:00~16:00
場所:憲政記念館(代替施設)
会議次第:
①鈴木俊一会長挨拶
②議員連入会議員・出席者(国会議員47名、代理出席者55名、計102名)
③リハビリテーション専門職の現状と要望
日本理学療法士協会会長 斎藤秀之
日本作業療法士協会会長 山本伸一
日本言語聴覚士協会会長 深浦順一
日本理学療法士連盟会長 山根一人
日本作業療法士連盟会長 杉原素子
④現況説明
厚生労働省(保険局、老健局、医政局、健康生活局)
⑤議員の意見・質問応答(ご発言頂いた国会議員)
北海道:中村裕之、船橋利実,茨城:石川昭政、上月良祐、千葉:小林鷹之、山梨:堀内昭子、
岐阜:古屋圭司、大阪:松川るい、岡山:平沼正二郎、山下貴司、広島:石橋林太郎、
愛媛:長谷川淳二、熊本:坂本哲司(敬称略)
⑥決議文(案)採択(鈴木俊一会長)
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上野哲奈良県作業療法士連盟会長
12月6日に「リハビリテーションを考える議員連盟」の第8回総会が開催されました。
私は前回に続き二回目の参加でしたが、前回より参加議員の多さに驚きました。説明では所属議員の先生方総勢166名となったとのことでした。
総会が始まり、まずはじめに財務大臣でもある鈴木俊一会長から挨拶がありました。
その後POS三協会会長が療法士の現状をそれぞれ説明されました。
OT協会の山本会長は感情豊かに、語りかけるように訴えられていました。すんなりと入ってくるその内容に途中合いの手や拍手も聞かれました。
その後質疑応答があり、時間の制約もある中で13名の議員の方々からご発言がありました。質問というよりは熱い声援に似た言葉をいただきました。
異口同音におっしゃっていたのが「リハ職は介護予防、社会保障費抑制の観点からも必要不可欠な職種。にもかかわらず20年間も賃金が上がらず、将来に明るさも見えないということで免許を取っても辞めていく、養成校に入っても療法士にならずに他職種に移っていく。こんな現状は一刻も早く改善すべきだ」と他の職種に比べても改善が必要だとの言葉でした。
また、どの先生方も療法士の皆様の力になれるよう頑張ります!と強くおっしゃっていただきました。
各議員の先生方の言葉を聞き、我々療法士のためにこんなに考えていただいてることを本当に心強く感じました。
また、我々の現状を打開するためにやはり協力者が必要だということ改めて思いました。
最後は鈴木会長から社会保障費とのバランスを取りながら必要なところにはお金をかける必要性があるとの言葉で締められ、予定の一時間を15分ほど過ぎて終会となりました。
奈良から遠く東京まで来ましたが、とても有意義な時間を過ごしたと感じながら帰路につきました。
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荒木大分県作業療法士連盟会長
リハビリテーションを考える議員連盟第8回総会に参加して
初めてリハビリテーションを考える議員連盟総会に出席をさせていただいた。
国会議員102名(代理出席を含む)参加、全国からPOS協会員105名参加と規模の大きさに驚いた。山本協会長から「処遇改善による人材確保及び質の高い作業療法の保障」の説明では、単に権利擁護でなくいかに作業療法士の活躍が社会貢献になるかが伝わってくるものだった。質疑応答では、賛同された多くの国会議員の方々が挙手され、熱くPOSの処遇改善を厚生労働省に訴えていた。全て熱のこもった発言であった。
POS自分たちの専門職の未来を自分たちで切り開いていく、非常に大切であり意味のある会であると改めて思った。今後のリハ議連の活動に期待を寄せている。