2019年04月26日 掲載
<平成31年度 日本作業療法士連盟総会が東京で開催されました>
日本作業療法士連盟事務局 米永まち子
「平成31年度 日本作業療法士連盟総会」が一社)日本作業療法士協会の10階研修会場にて3月24日(日)開催されました。
2009年12月に作業療法士の地位の向上や将来を見据えて、政治力の必要性を痛感した有志達が集まり、杉原素子会長を中心に大阪で日本作業療法士連盟を立ち上げました。早いもので今年10年目を迎えます。
その間に地方連盟が次々に発足し、大分県連盟を先頭に現在11都道府県に拡がり(大分、北海道、山口、茨城、大阪、東京、山梨、静岡、岡山、長崎、奈良)、今後も7県が設立に向け準備をしています。事務局も3年前に大阪から東京台東区にある日本作業療法士協会事務所ビルの3階に移転し、東京での総会開催は3年目を迎えました。
総会は、北海道から沖縄まで全国から33名に参集いただき、大分県連盟会長荒木良夫氏を議長に第1~6号議案まで承認されました。役員会では、地方連盟と日本連盟との会員の在り方について議論がなされ、総会時にもこの件について会員からの意見を求め、今後の課題となりました。
研修会は、日本理学療法士協会理事で今年7月の参議院選挙で自由民主党比例区から出馬予定の田中まさし氏に「作業療法の未来を創るために」をテーマにご講演を頂きました。「支える力を笑顔に」を政策の基本に掲げ、子供から高齢者まで、そして障害を持つ人たちの健康で自立した地域生活をいかに守るのか、リハビリテーション専門職の教育・技術力向上の施策、リハビリテーション専門職以外のリハビリテーション領域への侵出危機、政治に関心を持たないリハビリテーション専門職へ「生活が成り立ってこそ仕事ができる事」、「生活」とは「政治そのものである」ことを特に若いリハビリテーション職に認識してほしい等訴えられました。また作業療法士連盟が誕生した経緯でもある『「訪問リハステーション」の実現に向けて全力を尽くす』との氏の決意に、大いに勇気づけられました。
全国の「訪問リハビリテーションステーションの実現」を切望している皆さん、リハビリテーション専門職として応援しましょう。